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「UPQ」説明会(オープンプレスカンファレンスVol.4)で話題の女社長の並々ならぬ物作りへの本気を感じてきました

8月24日にDMM.make AKIBAで開催された「UPQ説明会」(オープンカンファレンスVol.4)に参加してきました。
オープンプレスカンファレンスとは、いわゆる記者発表会のようにプレスに限らず、ブロガーなど情報発信している人なら誰でも参加できるイベントのことで、アジャイルメディア・ネットワークが試験的に定期的に開催しています。
発表会のたぐいはニュースで見たり配信で見たりすることが多いですが、現場で生の声を聞いてみたい、という思いは強かったので、こういった取り組みはとてもいいと思います。

このオープンプレスカンファレンスは、レビューズの勉強会も兼ねていて、ブログの書き方なんかもお勉強することができます。
レビューズとは、アジャイルメディア・ネットワークで運営しているレビューズというブロガーが登録することで企業とつながり、書きたいレビューのオファーをオ受けることができます。興味のある方は登録してみてはいかがでしょうか?

では、早速本題の「UPQ説明会」に移ります。

■株式会社UPQとは?



株式会社UPQ(アップ・キュー)は、今年7月にできたばかりの会社です。
家電・家具メーカーでスマートフォンだけでなく、カメラ、オーディオ機器(イヤホン、スピーカーなど)なども扱っています。
会社は今回の会場でもあるDMM.make AKIBA内にあり、代表取締役は中澤優子さんです。娘。の人とは字が違います。


株式会社UPQ
http://upq.me/jp/

■中澤優子さんの経歴は?



中澤優子さんは、カシオ計算機(のちにNECカシオモバイルコミュニケーションズ)で携帯電話の企画担当のお仕事をしていたという経歴がある女性です。
830CA、930CAなどの開発を担当していて、930CAでは「美撮り」機能のために4000枚以上の写真を検証するという泥臭い物作りをするというガッツのある一面も持っています。

男の知らない“きれい”とは――4000枚以上の写真から完成したカシオ端末の「美撮り」  

そんな中澤さんですが、元々携帯電話が好きで、それが高じて携帯を作りたいとカシオに入社したんだそうです。
意外ですが、携帯以外の機械には弱いとおっしゃっていました。
個人でもかなりの台数のケータイを持っているとか。

モバイル女子Album【CA007/iPhone 4S/GALAXY NEXUS/ Nexus 7】下町育ちのなかざわ さんの場合

NECカシオが携帯事業撤退を決めて、携帯を作りたくて入社したカシオを退社することになり、カフェを始めました。
”一対一のものづくり”をしたい、という思いで始めたそうですが、NECカシオが縮小するときに会社を離れた人たちが就活中などにほっと一息つける場所を作りたい、という思いも語っていました。
カフェを始めてからは、メーカーのようなものづくりからは完全に離れた生活をしていたそうです。

■蘇ったものづくりへの情熱

2014年10月にau未来研究所というハッカソンに参加して、久しぶりにものづくりをしたら情熱が蘇ってきたそうです。
ハッカソンってなに?というところから始めたそうですが、今はこうやってすぐにものが作れる世の中になったのはいい環境になりました、とおっしゃっていました。
そのときに作ったIoT弁当箱「X Ben」が、経済産業省のフロンティアメイカーズ育成事業に選定されたというのもすごいですね。
Cerevoの岩佐さんから声をかけてもらって、「そろそろものづくりしないの?」と言われて決心し、今に至ったそうです。

■誰にも真似できない超人並の生活で製品を2ヶ月でリリース!

会社設立を決意してから、製品発売まで2ヶ月!!
もちろんほとんどがベースモデルがあり、一からの開発では無いそうですが、なんといってもラインナップが豊富。
それぞれにこだわりを詰め込んでいるので、もちろん楽な作業ではない。
ここのところ、ずっとベッドでは寝ておらず、オフィスの床、車中泊、機内泊などを繰り返していて、とにかく寝ていないそうです。ナポレオンですか!?鉄人ですか????
このイベントの後も夜中に石川の倉庫に行ってバーコード貼るとか!タフすぎます・・・。



まだカフェにも立っているそうで、ランチが終わってから、朝(!?)まで商品企画・開発・交渉をしていると。
週の半分は深セン、香港。行きも帰りも深夜便というハードスケジュール。
でも、好きでやっているのでつらいと思ったことはないと!
見た目はとても女子力の高い若い女性なのですが、かなり中身はガテン系でした。
担当者に怒号も飛ばしまくるとか!!
懇親会の時に個別にお話させていただいたのですが、かなり強い思いが伝わってきて、かわいらしい家電のデザインとは真逆の、かなり泥臭い、そして妥協しない強い思いから製品ができているのだと感じました。

「女性が立ち上げたベンチャーということで、メディアに取り上げてもらうことは多いけど、自分自身は男勝りで、キラキラして作っているわけではなく、汗だくで物作りしたい人間。私らしさがものと一緒に伝わるといいです。女子と書いてもらうこと自体は全くかまいません。」と中澤さん。

最近の中澤さんのインタビューはこちらを参照するとわかりやすいです。

UPQ中澤社長の「モノづくり」への情熱 「顔の見えるメーカーの人」になるまで

■UPQのコンセプト



生活に「アクセント」と「遊び心」を
スペック以外も”語れる”家電・家具ブランド


これをブランドコンセプトにしています。
お店で売れるものは必ずしも新製品ではなく、価格、バランスを考えて型落ち製品が売れることも多い。
これについてはメーカーで仕事してきた中澤さんにとって、思うところがあったそうです。
開発には何年もかけて、相当の思いを込めてリリースしても、2ヶ月も経つと型落ちになってしまう。

そこで、バランス、遊び心を盛り込んで型落ちにさせない製品を作っているそうです。



ポイントは「遊び心」



そして、アクセントカラーとしてblue×green(ブルー・バイ・グリーン)を決めました。
これは、家電にはあまり無い色をアクセントにしたかったそうで、この色はシーズンごとに変わっていくのでこれがUPQのコーポレートカラーでは無いそうです。
今回ブルー・バイ・グリーンにしたのは、今流行していてあちこちで見かけるカラーだからだそうです。
普通は製品のトレンドの色って二年前くらいから決まっているそうですが、この二ヶ月というスピードで作れるんだよ、というのを元気が無い(苦笑)メーカーにも示したかったとおっしゃっていました。
スペック落ちの少ない製品が多いと思うので、カラーを変えることでカラバリを増やすという意味もあると。
次回の色も家電に無い突飛な色を考えているとのことで、期待したいですね。


携帯開発していた経験から、やはり最初はスマートフォンを、あとはCerevoとも相談しつつ、ラインナップを決めていったそうです。今無い、時計やガジェットなども検討していきたいそうですよ。

■質疑応答



質疑応答では、途中からEngadgetの鷹木編集長、Cerevoの甲斐さんを交えて行いました。
ブログ本文に触れていない内容を以下に箇条書きにします。

・故障対応は?
すべて1年保証。初期不良、返品、交換、修理など、サポート窓口もある。
ノウハウは、カシオ時代の経験や8年間家電ベンチャーでオリジナル製品を出してきたCerevoのノウハウがある。

・Androidバージョンアップ
検討中。

・どれが売れたら一番気持ち的にうれしい?
全部にこだわりはあるが、スタビライザーは撮ってみないとわからない感動がある。ガジェッターだけじゃなくて普通の人にも届いて欲しい。撮ってみると結構な驚きがあるんじゃないかと。

・次回作を出すにあたり、どれくらい売れて欲しいか?
在庫をあまり持っていないので売り切りたい。行商してもいい。
売る努力をせずにメーカーを卒業してしまったので、今度は全部売り切りたい。

・au向けスマホは?
スマホは基盤配置は同じなので、アンテナだけauのものにするのはそこまで難しくは無い。
今は名も無いメーカーとしてスタートしているのでどう主婦などに届くのかを見ていきたいと。

・スマホを2ヶ月でリリースするにあたってもう少し突っ込んだ話を聞きたい
ベースになるモデルは元々あった(スマホ以外も全部)。
スマホは誰が作っても真四角になる。カメラ、センサー、などパズルでしかないと。メーカーの社内チームで作っていても、UPQで自分と一緒に仕事してくれる人が作っても、やることは同じ。ただ、今は判断するのが自分なので上からストップがかかることがない。メーカーでやるといろんな人の思いが入る分、余分な機能などを省きにくい。自身はあまりメーカー押しつけのものは要らないと考えている。
承認プロセスが無いことも開発が早くなった要因。もちろん、先に話したように寝ないで必死でやったからこそできたこと。

一般の主婦からの問い合わせで、「UPQ Phoneはドコモショップで機種変できますか?」という問い合わせがきた、という話がとても印象的でした。こういう企業って、ガジェットに強い人とかしか注目しないのかな、と思っていましたが、きちんとがジェッター以外の層にも注目されているんだな、と。
だって、かわいいですもんね。

■私の感想

今回、UPQを注目したのは、なんと言ってもブルー・バイ・グリーンの色が素敵だから!
といっても、今季だけのカラーのようですがw
次の色もいい色だといいなぁ・・・。
家電のデザインも、置く場所には悩むけどかわいいですよね。
そして、NECカシオ出身で会社起こしちゃったというエネルギッシュな経歴から、そのご本人のお話を是非聞いてみたいと思って参加しました。NECカシオ時代から人一倍泥臭いものづくりをしていたそうですが、メーカーで作ってるとやっぱ彼女の色ってそこまで出ないですよね。しがらみも多いと思うし・・・。
今回は、中澤さんが自分がいいと思う製品を思う存分作っているので、面白いな〜と思いました。
たとえばスマホも海外スマホのOEMなのですが、内側の塗装にまでこだわったり、チップセットを変えさせたり、塗装もとことんこだわっているそう。きっと、妥協すればそんなに苦労しなくても作れるかもしれません。でも、それをしていない、というのはお話ししていてもひしひしと伝わってきました。
ものづくりといっても、実際組み立てる工場は別にあるわけで、その中で企画って何をするかって、ぶれない信念を持って指示を出すことでもあると思うので、大事なのってぶれない心ときちんと伝えられることなのかな、と思ったりしました。
ビジネスモデルとして見たときに、やっぱりこれはニッチ向けかな?とか、スペック的にもう少しこうだったらってのが無いわけじゃありません。ただ、誰にでも受けるものってそれこそメーカーがやればいいと思うので、せっかく中澤さんが一人で始めたのだから、中澤さんの趣味に思い切り振れててもいいのかな、と思ったりします。スペックや品質は、どんどんいい製品を突き詰めて行ければいいと思うので。
その中でブランドが作られて、ファンが増えていくのなら、それも一つのあり方かな、と。

中澤さんはかなりエネルギッシュで素敵な方でした。ここまでものづくりに情熱を注げる人ってなかなかいないと思います。
だからこそ、スピードある行動ができるのだな、と感じたのでした。


中澤さんのネイルもブルー・バイ・グリーンです!写真に撮れませんでしたが、実は靴もブルー・バイ・グリーンでした!

我が家ではUPQ Phoneを注文中ですが発売日が現時点では9月30日ということで、首を長くして待っております。
別エントリーではタッチアンドトライ(あんまりできませんでしたが)、製品について紹介します。

※初出の記事で色の名前が誤って記載されていました。正しくはブルー・バイ・グリーンです。すみませんでした。
posted by: ちえ | UPQ | 19:39 | comments(0) | - |

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