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私は、自他共に認めるインターネット中毒です。
スマホかパソコンが無いと禁断症状を起こしてしまいます。
でも、非実在の空間で、心を無駄にすり減らしてしまうことも少なくありません。
私と直接関わり合いの無い人から飛んでくる言葉の刃で、本当に傷付いてしまうことも。
逆に、私が誰かを不快にしてしまったりしていることもおそらく少なくないんだと思います。

そんな私ですが、「電磁波のカーディガン」という詩集をいただき、読ませて頂きました。



この本は、20代〜30代半ばまで電機メーカーに勤めていた直マツリカさんという女性が書いたものです。
高校生の息子が不登校からネット依存するようになったのをきっかけに書かれたそうです。
ネットやスマホに生きる現代の子供達への問題提起となっていて、ハッとする言葉で溢れていました。
面白かったのが、一汁三菜という帯にも書いてある詩でした。

ご飯
味噌汁
生姜焼き
インゲンの胡麻和え
スマートフォン

食事と同列に書かれているスマートフォン。
私も食卓についついスマートフォンを置いてしまっていました。人の親なのにお恥ずかしい・・・。
この本は、自分の子供への警鐘という色合いが強いと思って読みましたが、子供では無く自分自身に当てはまるところが多くて、じっくりと噛みしめて読みました。
スマホが便利で、これ一台で全て完結してしまうので、ついついスマホに依存してしまいました。
でも、その結果・・・リアルな私の世界は確かに無くなっていたように思います。
人とコミュニケーションを取ることも苦手になりました。
スマホはいろんな世界をくれたけど、同時にいろんなものを奪っていきました。
もちろん上手に使えば便利なものです。
でも、完全に依存していたことをこの本を読んで気づかされました。

こんな思いを自分の子供にはさせたくないな、と強く思いました。
もっとお日さまの下で、色々な景色を見る生活をしていきたいなと思います。

ネットワールドから一息つくための1アクションを「五感のレシピ」として51個掲載しています。
ふとしたときに思い出して反芻してみたいなと思います。

子育て中の人だけでなく、ネットを活用している人にもおすすめです。
詩集なのでパラパラと読むだけでもいいと思います。一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 
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